移動平均線

移動平均線(Moving Average)とは、
一定期間の価格変動を平均がしたテクニカルチャートです。
トレンド追従型の代表的なテクニカルチャートとして知られており、ほとんどのトレーダーが愛用しているテクニカルチャートとなっています。
移動平均線を相場の分析に用いる場合、最低でも2本以上の移動平均線を使用してください。
ひとつは短期の価格変動を平均化した移動平均線、
もうひとつは中期もしくは長期の価格変動を平均化した移動平均線を使用することをおすすめします。
移動平均線の分析で知っておいたもらいたいのが、ゴールデン・クロスとデッド・クロスと呼ばれる現象です。
ゴールデンクロスとは、
短期の移動平均線が中期もしくは長期の移動平均線を下から上に抜く現象のことであり、大きな買いポジションを持つチャンスだと言われています。
一方のデッド・クロスとは、ゴールデン・クロスとは逆に短期の移動平均線が中期もしくは長期の移動平均線を上から下に抜く現象のことです。
デッド・クロスは売りポジションを持つ大きなチャンスだとされています。
これらの現象を見逃さないことで、利益を獲得する大きなチャンスを得られるでしょう。
移動平均線の注意点
そのため、移動平均線のみを相場の分析に利用したとしても、勝率が上がらないこともあるでしょう。
したがって、相場を分析する際には移動平均線だけではなく、
ほかのトレンド追従型テクニカルチャートやオシレーター系テクニカルチャートと一緒に分析することが大切です。
バイナリーオプショントレードでも、移動平均線の監視は重要ですが、
あくまでも、トレンド把握の補助と言う認識で良いと思います
移動平均線を利用したバイナリーオプション攻略方法

移動平均線を利用したテクニカル分析は、
バイナリーオプション取引を始めFX取引や、先物取引などでも、
基本中の基本と言えます
ここでは、
投資初心者向けに移動平均線を用いたテクニカル分析を解説します
移動平均線はトレードテクニックの基本中の基本なので、
バイナリーオプション取引初心者の人は、必ずマスターするようにしてください!
MT4は投資トレードを攻略する基本!テクニカル分析用チャートを表示するツールです。
バイナリーオプションを攻略する重要な第一歩は
MT4の設定を覚える事です!
まずは、MT4をインストールする方法から解説します。
MT4をインストールしよう

MT4(メタトレーダー4)はバイナリーオプションに欠かせないトレードツールです。
バイナリーオプションで移動平均線を活用するための第一歩はMT4のインストールになります。
各バイナリーオプション業者やFX業者などもトレードツールを提供していますが、MT4ほどカスタマイズ性に優れたツールは他にはありません。
MT4がどなたでも無料で利用できるトレードツールとなっていますので、ぜひ利用してみてください。
ここではMT4のダウンロードから移動平均線の設定方法まで分かりやすくお伝えしたいと思います。
MT4をインストールする方法
メタクオーツ社のウェブサイトにアクセス

MT4をインストールするには、まずはMT4の開発元であるメタクオーツ社のウェブサイトにアクセスしてください。
以前は英語サイトでしたが、現在は日本語にも対応しています。
パソコン用のMT4をダウンロード
メタクオーツ社のウェブサイトにアクセスし、ページをスクロールさせると、以下のような画面が現れます。

MT4をダウンロードするには、「パーソナルコンピュータ用」にある「Windows」をクリックし、任意の場所に保存してください。
保存した任意の場所に「mt4setup.exe」ファイルがありますので、ダブルクリックしましょう。
MT4をパソコンにインストールする
「mt4setup.exe」ファイルをダブルクリックしたら、以下の手順を進め、パソコンにMT4をインストールします。

あとはパソコンが自動でインストールしてくれますので、完了するまで待つだけです。
インストールが完了したら、デスクトップに「MetaTrader」のアイコンが作成されていますので、早速クリックして起動させましょう。
MT4のインストール方法は以上です。
MT4に移動平均線を表示させる方法
インストールしたMT4を起動させると、ドル円以外のテクニカルチャートが表示されていると思います。
ここではドル円のテクニカルチャートをMT4に表示させる方法を記載していますので、ぜひ参考にしてください。
「気配値表示」を画面に表示させる
MT4にドル円を表示させるには、まずは画面上に「気配値表示」というボックスを表示させなければなりません。
はじめから表示されている場合もありますが、もし表示されていなければ以下の手順に従ってください。
「表示」ボタンをクリック

「気配値表示」をクリック

ここまで完了したら、MT4の右上に各通貨ペアの価格が表示されます。

ドル円をドラッグ&ドロップ
「気配値表示」の中に「USAJPY」があると思いますので、「USAJPY」にカーソルを合わせ、右クリックしたまま右側のテクニカルチャートまで持っていきます。

すると、ドル円のテクニカルチャートが表示されました。

移動平均線を表示する方法
MT4にドル円のテクニカルチャートを表示させたら、次はテクニカルチャート上に移動平均線を加えていきましょう。
テクニカルチャートに移動平均線を加える手順は以下の通りです。
「ナビゲータ」ボックスから「Moving Average」を選択
MT4を起動させると、画面左中央に「ナビゲータ」というボックスが表示されています。
「ナビゲータ」ボックス内にある「インディケータ」、「トレンド系」、「Moving Average」を順にクリックしてください。



「Moving Average」をチャート内にドラッグ&ドロップ
「ナビゲータ」内の「Moving Average」を左クリックし、そのままテクニカルチャート上に持っていきます。

「パラメータ」を設定
「Moving Average」をテクニカルチャート上にドラッグ&ドロップすると、以下のような画面が表示されます。

ここで設定するのは「期間」と「スタイル」のみです。
今回は21期間移動平均線を赤色の中太線で表示させたいと思います。



複数の移動平均線をテクニカルチャート上に表示させるには、再び「Moving Average」をチャート内にドラッグ&ドロップする作業を行い、「パラメータ」の期間とスタイルを任意で設定してください。
1分足を表示させる方法
1分足のテクニカルチャートを見てバイナリーオプションにチャレンジする方も多いと思いますので、次は1分足のテクニカルチャートをMT4上に表示させる方法を見ていきましょう。



以上がMT4に1分足のテクニカルチャートを表示させる方法になります。
スマホのMT4に移動平均線を表示させる方法
MT4はパソコンだけでなく、お持ちのスマートフォンでも利用することができます。
ここではスマホにMT4をインストールし、テクニカルチャートに移動平均線を設定する方法をお伝えしましょう。
スマホ用の「MT4」アプリをインストール
iPhoneをお持ちの方はApp Storeで、アンドロイド端末をお持ちの方はGoogleプレイでMT4アプリを探し、インストールしてください。
⇒iPhone用MT4アプリはこちら
⇒アンドロイド端末用MT4アプリはこちら
スマホにMT4アプリをインストールしたら、早速起動させましょう。
MT4アプリを起動させると自動でデモ口座のアカウントが開設されますので、しばらくお待ちください。
すると、このような画面が表示されます。

ドル円のテクニカルチャートを表示させる
「USDJPY」すると以下のような画面が表示されますので、「チャートを開く」をクリックしてください。

すると、ドル円のテクニカルチャートが表示されます。

移動平均線を表示させる
テクニカルチャート上に移動平均線を表示させるためには、以下の手順通りに進めてください。


ここでは21期間移動平均線を表示させてみましょう。

「完了」ボタンをクリックすれば、テクニカルチャート上に21期間移動平均線が表示されます。

複数の移動平均線を表示させるには
続いて、スマホのMT4に複数の移動平均線を表示させる方法をお伝えします。
ここでは100期間移動平均線を加えてみましょう。




完了ボタンをクリックすれば、21期間移動平均線に加えて100期間移動平均線がテクニカルチャート上に表示されます。

移動平均線の太さを変えたい場合は「スタイル」の項目でピクセル数を、色を変えたい時は同じ項目内で好みの色を設定してください。
グランビルの法則
移動平均線をバイナリーオプションに活用するために欠かせないのが、グランビルの法則です。
グランビルの法則は移動平均線を用いたエントリーのポイントを示してくれますので、バイナリーオプションで安定的に利益をあげるためには外すことができない法則と言えるでしょう。
グランビルの法則には4つの買い場のポイントと4つの売り場のポイントがあると言われています。
テクニカル分析をするにあたってこれらのポイントは大きな鍵となりますので、ぜひチャートをチェックしてください。
では、以下でグランビルの法則の8つのポイントを説明していきましょう。
グランビルの法則における買いのポイント
買いポイント①

グランビルの法則におけるひとつの買いポイントとなるのが、それまで下降していた移動平均線が水平、もしくは上向きに変わり、かつローソク足が移動平均線を下から上に抜けたタイミングです。
それまで下降していた移動平均線が水平、もしくは上向きに変わった場合、トレンドが転換する可能性があります。
それを示しているのが、上記のテクニカルチャートで矢印で指している場所です。
ローソク足が移動平均線を上に抜けてすぐに上昇トレンドが発生する可能性はそれほど高くないのですが、徐々に上昇していく可能性が高いとされていますので、バイナリーオプションで利益をあげるためにはこのポイントで上方向にエントリーすると良いでしょう。
買いポイント②

グランビルの法則で買いポイントのひとつとされているのが、上向きの移動平均線をローソク足が上から下に抜けたタイミングです。
ローソク足チャートを見てみると、そのまま下落していくのではと思われがちです。
しかしながら、それはダマシの一種であり、一度下げてから一気に上げてくる可能性があります。
つまり、いわゆる「押し目買い」のポイントになるというわけです。
もちろんそのまま下落する可能性も否定できませんが、移動平均線が上向きということは上昇トレンド中であることを示唆していますので、基本は上昇する方向で考えておくべきでしょう。
この押し目買いの場合、相場はその後強い上昇トレンドを形成し、大きな利益をあげられる可能性があると言われています。
買いポイント③

グランビルの法則で買いポイントのひとつとなるのが、上向きの移動平均線にローソク足が接触したタイミングです。
この買いエントリーの押し目買いとされていますが、強い上昇トレンドが発生している際に発生しやすい現象となっていますので、バイナリーオプションにおいては迷わず価格が高くなる方向で予想すると良いでしょう。
ただし、上記のテクニカルチャート右端のように、上昇トレンド中の移動平均線をローソク足が下抜けるケースもあります。
この場合はグランビルの法則②にあたる押し目買いポイントとなりますが、もし移動平均線が下向き、もしくは水平の状態になり、かつローソク足が移動平均線を上から下に抜けるようであれば、トレンド転換となる可能性がありますので、頭に入れながらバイナリーオプションにチャレンジしてください。
買いポイント④

グランビルの法則における買いポイントのひとつとなるのが、下向きの移動平均線とローソク足が極端に剥離しているタイミングです。
あまりに大きく下げ過ぎた場合、相場は一時的に価格を戻す動きになることがあります。
移動平均線あたりまで価格を戻すケースもありますので、移動平均線とローソク足の距離が極端に剥離している場合、バイナリーオプションでは上方向に予想すると良いでしょう。
ただし、これは逆張りの手法とも言えるため、逆にそのまま下落する可能性も否定できません。
この手法を用いる際はRSIなどのオシレーター系指標も含めてテクニカル分析することをおすすめします。
グランビルの法則における売りのポイント
売りポイント①

グランビルの法則における売りポイントのひとつとなるのが、それまで上向きだったローソク足が水平、もしくは下向きに変わり、かつローソク足が移動平均線を上から下に抜けたタイミングです。
移動平均線が水平、もしくは下向きに変わるということは、それまでの上昇トレンドが終了し、トレンドの転換を迎えている可能性が高いとテクニカル分析することができます。
そのまま大きく下落していく可能性もありますし、移動平均線まで価格を一度戻し、移動平均線に接触したのちに下落する可能性もありますので、注意しなければなりませんが、バイナリーオプションにおいては下方向で予想するべき局面と言って良いでしょう。
売りポイント②

グランビルの法則における売りポイントのひとつとなるのが、下向きの移動平均線をローソク足が下から上に抜けたタイミングです。
いわゆる「戻り売り」と呼ばれている手法になります。
移動平均線をローソク足が下から上に抜けたことにより、上昇方向で考えてしまわれがちですが、移動平均線は下向きを保っていることから、下落方向でトレードするのが基本です。
また、このケースでは大きな下落につながる可能性があるため、利益をあげるまたとないチャンスともなるでしょう。
ただし、損切りは必ず設定しておかなければなりません。
売りポイント③

グランビルの法則における売りポイントのひとつとなるのが、下向きの移動平均線にローソク足が接近、もしくは接触し、再び下落したタイミングです。
こちらも戻り売りと呼ばれる手法になります。
移動平均線をローソク足が上回らないということは、それだけ強い下落トレンドが発生しているということを示唆していますので、大きな下落につながる可能性大です。
また、バイナリーオプションにおいては、移動平均線にローソク足が接近、もしくは接触後、下落の傾向が見えた後に価格が下がる方向でエントリーすると良いでしょう。
ただし、大きく下落した後に急激に価格がもとに戻ろうとする場合もありますので、注意しなければなりません。
売りポイント④

グランビルの法則における売りポイントのひとつとなるのが、下向きの移動平均線をローソク足が下から上に抜け、かつ移動平均線との距離が極端に離れたタイミングです。
この場合、相場は移動平均線あたりまで価格を戻す可能性が高いと言われています。
ただし、ローソク足がそのまま上昇を続けるケースもありますので、バイナリーオプションにおいてはリスクが高い手法と言えるかもしれません。
一方で、もしローソク足が下向きの移動平均線を再び上から下に抜けた場合、その後に大きく下落する可能性が高いとされています。
損失リスクを抑えたいのであれば、ローソク足が移動平均線の下に再び入った時点でトレードすると良いでしょう。
ゴールデンクロスとデッドクロス
バイナリーオプションで利益をあげるためには、テクニカル分析が必須になります。
テクニカル分析とは、テクニカルチャートをもとに相場の流れを予想する手法となりますが、そのテクニカル分析に欠かすことができないのが移動平均線です。
ただ、テクニカルチャート上に移動平均線を表示させるだけでなく、移動平均線をどうテクニカル分析に用いるかということがポイントになります。
移動平均線を用いた代表的なテクニカル分析といえば、ゴールデンクロスとデッドクロスでしょう。
ゴールデンクロスとデッドクロスは、グランビルの法則と同様に移動平均線を用いた基本中の基本とも言えるテクニカル分析手法です。
バイナリーオプションなどの投資にチャレンジしたことがない方でも比較的簡単にテクニカル分析できる手法となっていますので、ぜひ活用していきましょう。
ゴールデンクロス

移動平均線を用いたテクニカル分析において、大きな買いポイントのひとつとされているのが、ゴールデンクロスです。
ゴールデンクロスとは、短期もしくは中期の移動平均線が中期もしくは長期の移動平均線を下から上に抜けた相場のことを指します。
ゴールデンクロスが発生したら強い上昇トレンドが発生する可能性が高いと言われていますので、バイナリーオプションにおいては移動平均線がゴールデンクロスしたタイミングで上方向にエントリーすると良いでしょう。
ただし、注意しなければならないことがあります。
それは、中期もしくは長期の移動平均線の傾きです。
中期もしくは長期の移動平均線が下方向に傾いている場合、基本的には下落トレンドの最中であると判断すべきであり、その状態で移動平均線がゴールデンクロスしたとしても、それはダマシである可能性があります。
エントリーする際には、中期もしくは長期の移動平均線が水平もしくは上昇中にゴールデンクロスが発生しているタイミングのほうがベターでしょう。
デッドクロス

上記のテクニカルチャート上で矢印で指しているタイミングが、デッドクロスです。
デッドクロスとは、短期もしくは中期の移動平均線が中期もしくは長期の移動平均線を上から下に抜けた相場のことを指します。
デッドクロスが発生したら、その後に大きな下落トレンドとなる可能性がありますので、バイナリーオプションにおいては2本の移動平均線がデッドクロスしたタイミングで下方向にエントリーすると良いでしょう。
ただし、デッドクロスかどうか判断するためには、中期もしくは長期の移動平均線の傾きにも目を向けなければなりません。
中期もしくは長期の移動平均線が上向きの場合、上昇トレンドの最中であることを示唆しています。
上昇トレンド中は基本的に上昇目線で攻めていくべきであり、中期もしくは長期の移動平均線が上向きの状態でデッドクロスした場合、それはダマシとなる可能性が高いです。
つまり、中期もしくは長期の移動平均線が水平もしくは下向きの時にデッドクロスすることが重要だと言えるでしょう。
バイナリーオプション攻略の第一歩
