複数通貨ペア価格変動時のバイナリーオプション取引
バイナリーオプションの取引をしているときに、
ローソク足が3σを超えている通貨を探していたら、突然複数のチャートで超えだした!
なんて経験をしたことがありますか?
おそらく私が紹介しているボリンジャーバンドの3σを参考にする手法を使って、
バイナリーオプションの取引をしている方なら何回か経験があると思います。
まずはなぜこのような現象が起きるのかを説明します。
ローソク足が3σに近づいてくるということは、
何かしらが原因となって価格に大きな変動が起きているから、ということは分かりますか?
そもそもボリンジャーバンドの3σは、
計算上約99.7%の確率でσラインの間に価格が収まることを示してくれています。
ということは価格が3σを超えてくるような状況というのは、
かなり価格変動が激しいことを意味しているのです。
そしてこの価格変動は何かしらの要因があって起きている可能性が高いです。
例えば指標発表や要人発言、市場が開く出す時間などです。
これらが原因となっている場合は
その国に関連する通貨ペアが大きく価格が動き出すことが多いのです。
これが例えば日本での要人発言が原因で相場が動くとしたら、
USD/JPYやEUR/JPY、GBP/JPYなどが3σに同時に近づく動きをする可能性が高くなるというわけです。
では次にそういった複数通貨ペアで同時にローソク足が3σを超える動きを見せたら、
どのように取引すればいいのかについてお伝えします。
初めにこちらの4つのチャートをご覧ください。




どうですか?
どれも同じ時間足で3σを超えようとしている動きを見せています。
これらのうち何を基準にどれにエントリーすればいいのか?
あなただったらこれらのチャートを見たとき、
どの通貨ペアを選びますか?
またそれを選んだ根拠はなんですか?
せっかくなので少し考えてみてください。
(シンキングタイム)
何かしら考えは浮かびましたか?
ちなみになんですが、
「なんとなくコレが上がりそう」
という予想だけは絶対にしないでください。
テキトーな勘に頼るくらいならエントリーを見送りましょう。
勘は勘でも何かしら根拠があれば私は問題ないと思います。
では私がこれらのチャートをみて
何を基準にどれにエントリーしたかを解説します。
私は上図のようにほぼ同じような形のチャートを見つけたら、
とりあえずレジスタンスラインまたはサポートラインを引きます。
これらのラインが何かというと、
直近の相場において一番の高値または安値のところに水平線を引いたものです。
百聞は一見に如かず!
ということで実際に私が引いたラインを見てみましょう。
チャートは上図4つと同じです。
そのチャートに対して黄色いラインを引いてあります。




このラインが何の役に立つのかというと、
エントリーする基準になり得ます。
今回引いたのは直近の安値ポイントなので、
仮にこのラインのところまで価格が下がってきたらそこがエントリーポイントになるということです。
上図4つで言えばラインに一番価格が近いのは、
私がここで選ぶのはEUR/JPYということになりますね。
他のチャートは引いたラインから価格が遠すぎるため、
参考にするのは難しいでしょう。
ローソク足が下に伸びているのでもちろんHIGHエントリーです。
いかがでしょうか?
3σライン以外にも、
このような自分で引くラインを参考にすることもあります。
ただレジスタンスラインやサポートラインは自分で引くものなので
、ある程度”慣れ”が必要です。
勉強するときは基本は3σを見ておき、
チャンスがあればレジスタンスラインやサポートラインを引いて参考にする練習もしておきましょう。
バイナリーオプション攻略の第一歩
