指標発表があるとき相場がどうなってしまうのか?
本日7月20日の20時45分に欧州中央銀行ECB政策金利発表があります。
こういった指標発表があるときはテクニカル分析が通用しにくい相場になります。
そこで今回は先週のアメリカの指標を例に挙げて、
指標発表があるとき相場がどうなってしまうのかについてお伝えしたいと思います。
7月14日の21時30分にアメリカの重要な指標発表が3つほどありました。
具体的には
「小売売上高」「消費者物価指数」「消費者物価指数コア」です。

これはみんなの外為というサイトで見ることができる指標カレンダーです。
このサイトではそれぞれの指標発表の重要性を5段階で評価してくれていて、
星の数が多ければ多いほどその重要性は高まります。
今回のものは星が4つなのでかなり重要性が高いと言えるでしょう。
それはすなわち相場が大きく変動しやすいことを意味しています。
もちろん星が多ければ必ず毎回大きく動くというわけではありませんが、
目安程度にはなるので気になる方は調べてみてください。
ちなみにこの指標発表では相場が大きく動きました。
下図はドル円の指標発表があった時間付近の相場です。

私は取引するときに指標発表の有無をあらかじめ確認しておきます。
なぜそんなことをするのか
私が使っているバイナリーオプションの手法は逆張りです。
逆張りとは相場が反発しそうなところを狙ってエントリーをするので、
指標発表によって相場が大きく動いてしまうようなポイントでは勝率が下がりやすくなってしまうのです。
ただそこで勝率が下がりそうな相場になることを前もって知ることができれば、
その時間付近で取引をしないという選択を取ることも可能です。
私があらかじめ指標発表の有無を確認する理由はそこにあります。
そして、大きく価格が変動するチャートはドル円に限りません。
今回の指標発表はアメリカのものなので、
ドル関連の相場が全体的に大きく動きます。
以下は対ドルのチャートです。




これらのチャートはほとんどが3σや4σを超えていました。
さらにローソク足が実体で3σを超えたまま終わったものもありました。
先ほどもお伝えした通り、
ここで紹介している手法は3σの内側にローソク足の実体が収まることを予想するものなので、
実体でσのラインを抜けたまま終わることは取引で負けることを意味しています。
バイナリーオプションの取引に限らず、
何事においても最初から自分が負けそうだと感じた勝負にあえて挑む人は少ないでしょう。
それこそ
バイナリーオプションは負けてしまったら掛けた額はゼロになってしまうので避けられる負けは避けるべきです。
逆に言えば、
負けを減らすことができるようになれば資産を増やしていくことは可能だと思います。
バイナリーオプションでは
「攻撃は最大の防御」ではなく、
「防御こそ最大の攻撃」だと思います。
さて、
冒頭でも紹介しましたが本日20時45分にECBの政策金利発表があります。
ここで紹介した例を参考に相場がどうなるのかに注目してみてください。
デモトレードであれば練習がてら取引してみるものアリかもしれません。
バイナリーオプション攻略の第一歩
